なんとなく観た映画の感想です。マイナーな映画が好きですが、そうじゃないものも好きです。たまに舞台やドラマの感想も。
<2009年3月19日 福島フォーラムにて観賞>
マイナー映画同好会12
またまた福島までドライブ。
うちのアペちゃん(車ね)は、花粉と黄砂でどろどろなのに、
機嫌よくブンブン走ってくれる。
で、福島フォーラムの駐車場について、ふとメーターを見たらばさ、
70000キロを超えてたの。
あ~!70000キロ記念撮影するの忘れた!
って、残念がったらさ、アペちゃんが、
「気にすんなよ。77777キロのときは撮ってよね」
って、笑った。
アペちゃんは車なのに会話できる。
そして、人形と会話するのは、
「ラースと、その彼女」
の、ラース。
ラースは人付き合いが苦手で、特に女の子と話すのがかなりつらい。
兄夫婦の家の敷地のガレージに一人で住んでいる。
彼女もいないラースを心配する兄嫁や町のおばちゃん。
で、ある日ラースが、彼女を連れてきたんだ!と、うれしげに兄夫婦に報告する。
大喜びする夫婦の前に、ラースがつれてきたのは、
等身大の人形。
“リアル・ドール”
変わり者だと思ってたけど、
とうとうビョーキになってしまった!
驚愕してショックを受ける兄夫婦をよそに、ビアンカ(人形の名前ね)の
紹介をするラース。
でもね。
だんだん町の人たちに受け入れられるビアンカ。
“仕事”も与えられ、ビアンカは忙しくなってくる。
ビアンカと過ごす時間が減ってきて、ラースはイライラ。
会社で少し気になっている女の子に彼氏ができて、イライラ。
そんな時、ビアンカが病気になってしまい・・・
なんかねえ、ビアンカ美人なんだよ。
そーゆー、成人男性むけのお人形なんだけど、観てるうちにだんだん、
ビアンカに表情があるような気がしてくるの。
半開きの口も卑猥なんだけど、何か言いたげな表情に思えてくるし。
あとね、印象的だったのが、兄夫婦の対応。
冒頭、一緒に食事をすることを拒むラースに対して、無理やり食事に誘う兄嫁に、
あいつは昔からそうだから、大丈夫だよ、
と、そっとしておこう派の兄。
ラースがビアンカを連れてきたときも、
驚愕の後、
あれが原因だろうか、
とか、
これのせいだろうか、
とか、
いつまでもぐちぐちと悩む兄に対して、
冷静になりましょう、と、表面上はビアンカを受け入れ、
自分たちでは対処しきれないと、お医者や町の人々の協力を求める。
いや、いざとなれば男よりも女の方が強い、って言いたいわけではなくてね。
(いや、そーゆー側面もあるかな。ラースを無理やり食事に誘うのに、
ラースに飛びついて、地面にねじ伏せ、兄嫁あんた妊娠中でしょ!って
突っ込みたくなったほどの見事なタックルだったし、
町の人たちとの話合いでも、批判し否定ばかりする男たちにたいして、
ラースを守っていこうっていうのが女の人たちだし)
他人だからこそ、遠慮せず、対応できるってことがあって。
実の兄弟って、兄弟だからこそ気を使ってしまったり、遠慮しちゃったり。
友達だったら遠慮なくずけずけ言えるけど、
親兄弟だと、遠慮して、気を使って何もいえなくなってしまうことってない?
ラースの兄は、ラースの出生時の事情とか、死んだ父親との関係を思って、
いろいろ考えてしまうんだけど、
兄嫁のほうはそんなこと関係ないから、ぶつかっていける。
そんなことを、観てて思った。
ラースはやさしいな。
個人的にはね、会社の女の子の大事にしてるクマのぬいぐるみが同僚にひどいいたずらを
されてしまったときに、ラースがクマに人工呼吸して
蘇生させてる場面が、かわいくて、ちょっと泣けてきたの。
ぬいぐるみとか、人形とか、ペットとか、
人にはわからなくても、自分のなかで、それがいることで毎日元気になれるってこと、
あるよね。
ラースはビアンカの存在があることで、社会にあるいていけたんだよ。
ラストの、ビアンカのお葬式は、
そこまする町の人、すげえ、って思った。
ビアンカが死んでしまうことで、ラースは一歩踏み出せるんだけど、
正気に戻ったとか、ビアンカが人形だったことに気づいた、とか、
そういうことではなくて、
あくまでも、ビアンカといた日々はラースにとって、いや、町の人たちにとっても、
現実のことだったんだよな。
すごく、やさしい気持ちになれる映画。
自分が町の人々だったら、どうするかなあって。
マイナー映画同好会12
またまた福島までドライブ。
うちのアペちゃん(車ね)は、花粉と黄砂でどろどろなのに、
機嫌よくブンブン走ってくれる。
で、福島フォーラムの駐車場について、ふとメーターを見たらばさ、
70000キロを超えてたの。
あ~!70000キロ記念撮影するの忘れた!
って、残念がったらさ、アペちゃんが、
「気にすんなよ。77777キロのときは撮ってよね」
って、笑った。
アペちゃんは車なのに会話できる。
そして、人形と会話するのは、
「ラースと、その彼女」
の、ラース。
ラースは人付き合いが苦手で、特に女の子と話すのがかなりつらい。
兄夫婦の家の敷地のガレージに一人で住んでいる。
彼女もいないラースを心配する兄嫁や町のおばちゃん。
で、ある日ラースが、彼女を連れてきたんだ!と、うれしげに兄夫婦に報告する。
大喜びする夫婦の前に、ラースがつれてきたのは、
等身大の人形。
“リアル・ドール”
変わり者だと思ってたけど、
とうとうビョーキになってしまった!
驚愕してショックを受ける兄夫婦をよそに、ビアンカ(人形の名前ね)の
紹介をするラース。
でもね。
だんだん町の人たちに受け入れられるビアンカ。
“仕事”も与えられ、ビアンカは忙しくなってくる。
ビアンカと過ごす時間が減ってきて、ラースはイライラ。
会社で少し気になっている女の子に彼氏ができて、イライラ。
そんな時、ビアンカが病気になってしまい・・・
なんかねえ、ビアンカ美人なんだよ。
そーゆー、成人男性むけのお人形なんだけど、観てるうちにだんだん、
ビアンカに表情があるような気がしてくるの。
半開きの口も卑猥なんだけど、何か言いたげな表情に思えてくるし。
あとね、印象的だったのが、兄夫婦の対応。
冒頭、一緒に食事をすることを拒むラースに対して、無理やり食事に誘う兄嫁に、
あいつは昔からそうだから、大丈夫だよ、
と、そっとしておこう派の兄。
ラースがビアンカを連れてきたときも、
驚愕の後、
あれが原因だろうか、
とか、
これのせいだろうか、
とか、
いつまでもぐちぐちと悩む兄に対して、
冷静になりましょう、と、表面上はビアンカを受け入れ、
自分たちでは対処しきれないと、お医者や町の人々の協力を求める。
いや、いざとなれば男よりも女の方が強い、って言いたいわけではなくてね。
(いや、そーゆー側面もあるかな。ラースを無理やり食事に誘うのに、
ラースに飛びついて、地面にねじ伏せ、兄嫁あんた妊娠中でしょ!って
突っ込みたくなったほどの見事なタックルだったし、
町の人たちとの話合いでも、批判し否定ばかりする男たちにたいして、
ラースを守っていこうっていうのが女の人たちだし)
他人だからこそ、遠慮せず、対応できるってことがあって。
実の兄弟って、兄弟だからこそ気を使ってしまったり、遠慮しちゃったり。
友達だったら遠慮なくずけずけ言えるけど、
親兄弟だと、遠慮して、気を使って何もいえなくなってしまうことってない?
ラースの兄は、ラースの出生時の事情とか、死んだ父親との関係を思って、
いろいろ考えてしまうんだけど、
兄嫁のほうはそんなこと関係ないから、ぶつかっていける。
そんなことを、観てて思った。
ラースはやさしいな。
個人的にはね、会社の女の子の大事にしてるクマのぬいぐるみが同僚にひどいいたずらを
されてしまったときに、ラースがクマに人工呼吸して
蘇生させてる場面が、かわいくて、ちょっと泣けてきたの。
ぬいぐるみとか、人形とか、ペットとか、
人にはわからなくても、自分のなかで、それがいることで毎日元気になれるってこと、
あるよね。
ラースはビアンカの存在があることで、社会にあるいていけたんだよ。
ラストの、ビアンカのお葬式は、
そこまする町の人、すげえ、って思った。
ビアンカが死んでしまうことで、ラースは一歩踏み出せるんだけど、
正気に戻ったとか、ビアンカが人形だったことに気づいた、とか、
そういうことではなくて、
あくまでも、ビアンカといた日々はラースにとって、いや、町の人たちにとっても、
現実のことだったんだよな。
すごく、やさしい気持ちになれる映画。
自分が町の人々だったら、どうするかなあって。
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