<2010年5月22日 DVDにて観賞>
及川君こーゆー役ほんと似合うわ
とりあえず、演歌歌手出身で、流行りものの音楽にすぐ飛びつく
東馬健役の及川光博君が、アホっぽくてよかった。
つーか、テレビ出演してる時の東馬の顔色が黒すぎる!
手の色白さと比べて違いすぎるわwww
『セルロイドの夜』はこの映画のためにつくられた曲だったのかな。
及川君のアルバム『流星』
全体がロック&ポップスな感じの流れなのに突然演歌が入ってるから、
ちょっとびっくりしてたんだけど、
あー、東馬健が歌ってたわけね。
映画の雰囲気にピッタリです。
そして、逃げた彼女の乗ったタクシーを追いかけて屋根に飛び乗る東馬。
どう見てもホラーです。
80年代のポップカルチャーが色濃く出てるんだろうけど、
そのあたりの時代文化を体感していない自分にとっては
どこまでがポップなのかどこからが軽々しいのか?
1980とは、軽薄さがよしとされた時代に突入したと理解していいのだろーか?
彼氏のために映研の撮影で服を脱ぐかどうか悩む三女。
男にだらしなく、芸能界から失踪、突然姉妹のもとに現れる次女。
夫の浮気を疑い離婚を考え実家に戻っている長女。
なんとなく心にもやもやを抱えながら、でも妙に明るく生きようとする三姉妹。
ラスト、三姉妹のシーン。
ウォークマンを初めて聴いた長女の一言が印象的。
「三人で聴くには不便だなーって思って」
便利さを安易に享受し、それを不便だなんて思わない現代につくられた映画だからこそ、出てきたセリフなんだなきっと。
監督・脚本 ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演 ともさかりえ 犬山イヌコ 蒼井優 及川光博 串田和美
2003年公開
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