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なんとなく観た映画の感想です。マイナーな映画が好きですが、そうじゃないものも好きです。たまに舞台やドラマの感想も。
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<2009年3月10日 福島フォーラムにて観賞>


マイナー映画同好会11


ほそぼそと続いているマイナー映画同好会も、とうとう11回目を数え、
(誰も頼んでないのにね)

同好会メンバーも増えないまま、
(メンバー募集してたの?)

おいら自身も今年に入ってから、まったく映画館に行っていないという、
なんとも情けない状態。
(単に福島まで行くのが億劫だったっていうこともある)

さて、最近ぜんぜん映画みてないので、発作的にブイっと福島フォーラムまでドライブ。

ちょうど始まりそうだったマイナーっぽい映画発見!

「PARIS」(パリ)

タイトルがあらわすように、フランス映画。

心臓の病気のために、ダンサーとしての将来を絶たれてしまったピエール。
ピエールの身を案じ、一緒にすむことにしたシングルマザーの姉エリーズ。

この二人を中心に、パリの街に暮らす人々を描いた群像劇。


年甲斐もなく女子大生に一目ぼれしちゃって、ストーカーまがいのメール攻撃を
しちゃう大学教授のおっさんとか、

離婚した後も一緒の職場で働く男と女とか、

一見関係のない人々の暮らしが、細く長い糸で絡み合っている。


大学教授のおっさんがね、女子大生に(なぜか)想いが通じちゃって、

もううれしくって楽しくってしょうがない!
ダンスを踊るんだけど、

ハチャメチャダンスのわりに、妙にうまいんだ。

おっさんのくせに、ものすごいノリで、ガンガン踊ってるの。

で、女子大生がふつーに彼氏といちゃいちゃしてるところを見せ付けられて、
(若い女の子って、残酷ねえ・・・)

ショック!

な、おっさんの表情がたまらない。

ダンスといえば。

ピエールの部屋でパーティーをひらいたとき。
昔のダンス仲間と踊るんだけど、
ピエールは心臓が苦しくって、最後まで踊れないんだ。

それが、特にセンセーショナルな音楽が入るわけでもなく、
何気なくそんなシーンがおりこまれて、

かえって切ない。

ラストに、

心臓移植の提供者がみつかって、タクシーで病院に一人向かうピエール。

もしかしたら、もう二度と戻れないかもしれない、パリ。

タクシーの窓から、パリの街を見つめるピエールの表情がいい。

今まで当たり前だと思っていた、

パリの街並み。
人々の喧騒。
歩いたり、おしゃべりしたり、けんかしたり、

そんな些細なことが、今は素晴らしく、愛おしく思える。


そして、


エリーズの同僚の女の憂い顔が、まるで桃井かおりの件。

とか、

パン屋の女主人の服装が、とてもパン屋とは思えないファッションリーダーの件。

とか、

食肉市場で、牛肉がぶら下がってるなかで、イケナイことをしようとしてる男と女、
そんな生臭いところでそんな気分になっちゃうんかい、
いや、その血生臭さに興奮したんかい、
でも雑菌とか入りそうだな、

なんていらぬ心配をさせる件。

とか、

なんだか要所要所楽しいシーンが。


観おわった跡に、心があったかくなった。
ほわっ、って。

生きてるってだけで、素晴らしいんだよね。

って、思わせてくれる。
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<2008年9月21日 福島フォーラムにて観賞>


イメージOK!


ものすごい久々に福島フォーラムにいっただ。
「スルース」以来かなあ。

20世紀少年は、漫画を全巻持ってて、すごく好きな作品なんだ。
自分の好きな本や漫画が映画化されるって、結構フクザツでさ、
もう自分の中でイメージが出来上がってるから、
それが壊されるのが嫌だったり、
でも、どんなふうに映像化されるんだろうって興味があったり。


今回は第一弾ということで、血の大みそかを迎えるまで。

キャラクターが、原作のイメージそのままで、
キャスティングした人たちのこの漫画に対する愛情というか、
こだわりがすごくわかる。

観はじめは、あー、原作はこうだったな、とか、ここの場面おんなじだ、とか、
漫画と比べながら見てたんだけど、そのうちに、映像の迫力に圧倒される。

とくに、ケンヂのコンビニに、「ともだち」信者たちがわらわらときて、
カンナを取り上げようとする場面は、
その不気味さと不愉快さでぞわぞわした。
(カンナ役の赤ちゃん、恐怖で固まってたし。かわいそう・・・)

原作は相当長いので、映画はかなり内容をはしょっててさ、
展開があまりに急で、あれ?ていう部分が多いんだけど、
それでも原作の雰囲気を損なうことなく、その魅力を存分に発揮している。

漫画をしらなくても楽しめる。と思う。

個人的にすごく気に入った場面は、

ユキジが、子供のころ男子よりもケンカが強かったってことを、
みんなに認めさせようとしたとき、大人になったかつての男子たちは
みんな「覚えてない」ってとぼけてるんだけど、
ヨシツネだけは「はいそのとおりです」ってみとめる。
(ヨシツネのユキジに対する思慕の念みたいなものも感じさせる場面。原作にはないような気がする)

原作の表紙に、

「本格科学冒険漫画」

ってあるんだけど、映画のタイトルのところには

「本格科学冒険映画」

になってて、そーゆー小ネタ?も楽しい。

続きが気になる感じ。
第三段まで続くらしいので、楽しみだぜ。
<2008年5月23日 福島フォーラムにて観賞>


やっぱり色気のある俳優はいいね


映画『スルース』を観るために、福島までとことこいったさ。
21時からの回だったので、仕事をちゃっちゃと終わらせて、19時30に郡山をでて、1時間後に福島フォーラム到着。

が、スルースのポスターも、上映予定の紙も貼ってないし。
あれ?いやな予感。

で、よくよく上映予定を調べたら。

土曜日からの上映だとさ。

あー。
おいらどうした?ここのところうっかりが多いよ!
疲れてんのかな?

でも、まあ、せっかくきたし、他の映画観よ。

で、20時50分からの『フィクサー』観てみた。


ジョージ・クルーニー、いつもの色っぽさがなくて、疲れてる表情。
なんでこんなかなと思いながら見てると、突然自動車の爆発シーン。

わけがわからないんだけど、ストーリーが進んでいくうちに、
ああ、こういうわけだっただったのね、って理解してくる。

もちろん、フィクサー(弁護士事務所に所属するもみ消し屋)であるマイケル(クルーニー)もいいんだけど、
おいらが感心したのは、弁護士事務所が訴訟をうけもった農薬会社の法務部本部長カレン役のティルダ・スウィントン。

最後のクルーニーとの対決で、おわったあとに崩れ落ちる、その演技で彼女のすべてを表してる。
彼女のあまりにも張りつめた精神状態が崩壊する瞬間。

ティルダ・スウィントンはこれでアカデミー賞主演女優賞をとったんだけど、わかるわ。

あんまりおいらアカデミー賞って、基準わからんし、信用してない部分があるんだけど、
でも、彼女の実力が評価されてるってことはうれしい。

アメリカの暗部をよくあらわしてる映画。

すべてがおわったあと、マイケルの未来に明るい展望はひとっつもないんだけど、
観終わったあとに、いやな感情は湧いてこない。

結構おもしろく観た。



さて。

いつスルース観よう?

<2008年5月18日 福島フォーラムにて観賞>


いかにもアメリカらしい映画


あー、福島フォーラム久々だーよ。
うっかり割引券も持たずにふらっとはいったら、

「1700円です」

って、受付のおねいさんに言われた。

いつも1000円ではいってるからぎょっとしちった。
そうか、正規の入場料はこんなに高いのか。。。

勉強になったぜ。


で、おいらね、『大いなる陰謀』を観るつもりで行ったらばさ、

前日に終了してたし。

なんか、重ね重ね、事前リサーチの重要性を感じたな。


ま、いいか。同じ時間帯の映画みよっと。

で、観てみた。チャーリー・ウィルソンズ・ウォー。



観終わってから、いや、観てる最中から、
なんというか、もやもやもやもやした、なんとも言い表せない感じを受けて。

観終えて最初の感想は、

いかにもアメリカらしい映画だなあ。と。


1980年代。東西冷戦のころ。

ソ連のアフガニスタン侵攻に対して、アメリカのアフガニスタンに対する支援の金額は微々たるもの。
トム・ハンクス演ずる下院議員チャーリーは、ソ連を打ち負かし、アフガニスタンの人々を救おうと、一人奔走する。


なんかねえ。

軽いタッチで描いていて、観てて面白いんだけど、でも、どうしても、
「あ、それがアメリカの正義なのね?ふーん」
っていう気持ちが先に立ってしまう。

アフガニスタン難民の悲劇とか、ソ連軍の残虐さとかを強調して、アメリカがアフガニスタンを救って、結果的に冷戦を終結させたような展開。

なんだけど。

その延長でアメリカはイラクに侵攻するわけなんだね?

なんて思ってしまう。

もしかして、アメリカがソ連を打ち負かして、アフガニスタンを救ったっていうのはほんとなのかもしれないんだけど、
それをいかにもアメリカってえらい!的に言われちゃうと、なんだかなあって。

そして、ソ連軍が退去したのちに、チャーリーが教育の重要性を説いて、予算を取ろうとするんだけど、結局かなわず、
それがたった一つのミスだった、みたいなエピソードが語られるんだけど、どうしてもそれが余計だった気がして。

言い訳というか、アフガニスタンの子供たちに教育を受けさせることがほんとの目的だったのに、頑迷な議会に阻止されちゃったんだよ、てな、エクスキューズに感じられてね。

戦争には金を出すけど、その後のことは知りませんっていう、
アメリカの姿勢を批判することで、単に戦争の勝利を描いた映画ではありませんよ、
っていう、言い訳のエピソードにしか思えない。


あー、なんかなー。

観なきゃよかったとは思わないかな。
いろいろ考えさせられたし。

この映画の最大の魅力は、トム・ハンクスのキュートさかな。
てか、トムじゃなきゃ単なるつまらないドキュメンリーかフィクションかわからん映画だったと思う。


なんだか今日は辛口ねえ。
どうしたの?
 

<2008年5月13日 ワーナーマイカルシネマ福島にて観賞>


相棒はやっぱりかっこいい!!!


いつもの福島フォーラムではなく、ワーナーマイカルシネマで
「劇場版相棒」を観た。

だってフォーラムで上映してないんだもん・・・

たまにはワーナーもいいのう。
チケット売場とか、ホール(?)ロビー(?)の雰囲気も楽しいし。

で、相棒。

たまにここにも書いてるけど、おいら相棒大好きでさ、
土曜ワイド劇場の2時間ドラマ時代からずっと大好きで観てて、
映画化もほんとにうれしかったんだ!

映画版。かなりの迫力で、ストーリーも練られてて、
ほんと面白かった。

チェスという一見地味なアイテムなんだけど、
右京さんと犯人との対決シーンは緊迫感があふれていて、
下手なカーチェイスなんかよりも疾走感がある。

人物描写が秀逸。

薫ちゃんとイタミンの関係も、ただ単にいがみ合っているのではなく、
実は認め合ってることが一瞬のシーンでわかるし。

いつも「花の里」で着物姿が素敵なたまきさんが意外にアクティブで、
マラソンウェアもお似合いで、なんかよかった。

犯人との対決に勝ったとおもいきや、さらに仕掛けられる犯人のわな。
それをものすごいスピードで解析する右京さんの天才的な推理力。

右京さんめちゃめちゃかっこいいわ。

脇を固める人々も個性があって、ひとりひとりの描写がしっかりしてて。

個人的にはイタミンの活躍が見たかったな。
陣川君が活躍してたのは意外な展開だったけど。


やっぱ相棒いいなあ。
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