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なんとなく観た映画の感想です。マイナーな映画が好きですが、そうじゃないものも好きです。たまに舞台やドラマの感想も。
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<2002年7月 福島フォーラムにて観賞>


マイナー映画同好会2


マイナー映画とはいうけれど、ほんとの意味でのマイナー映画は福島県内ではたぶん観られないと思うので、
独断と偏見できめた定義。

①郡山の映画館には見向きもされない
②福島でもワーナーではどんなに待っても上映されない
③福島フォーラムでも上映期間はいいとこ1週間
(3日間とか、1回きりなんてのも、たまにある)

以上の三大条件を満たした映画を、マイナー映画(in福島)と位置づけたい!!

とすると、こいつは二週間上映したから、マイナーではないのかもしれないけど、周りに知ってる人いないから、
やっぱマイナーなのかな・・・という映画。

「ハッシュ」
キネ旬ベストテンでも2位にランクインした
名作なんだけどな。(キネ旬ってところが通っぽいよね?)

高橋和也、田辺誠一、片岡礼子の3人がすごくいい。
直也(高橋)・勝裕(田辺)のゲイカップルの前に
朝子(片岡)があらわれて、なんとなく奇妙で、せつなくて、
面白い関係になっていく、その過程が緻密に描かれていて、
観ていてとてもさわやかな気持ちになる。

描き方ですごくおもろいなあと思うのは、
ゲイのカップルとか、ゲイの男に、子供がほしいから
精子を提供してくれと近づく女とか、
そういう世間一般的な目から見れば
すごくアブノーマルな人たちが、等身大かつ、普通に見えて、
普通の人たち(勝裕たちを批判する義姉とか、勝裕に片思いの会社の女の子とか)が、すごく異常に見えてくるところ。

橋口亮輔監督の見方なんだろけど、一般常識から
外れた人たちも、別に世間からドロップアウト
したいわけではなく、日々普通に暮らしてて、
ちょっとの幸せにニンマリしたり、
泣いたり笑ったりっていう日常があるわけで、その描き方が、たまらなく、優しいの。

この映画にはほんとに救われたというか、
この映画のおかげで、前向きに生きていくことに
気づいたというか、すごくすごく励まされたのだ。
生きていくって、いいよねって、
そんなメッセージが、ほんわかと漂っている映画。

わしの中の邦画№1作品。
かなりオススメ。
 
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<2006年8月 福島フォーラムにて観賞>


海賊になろう!


観てきちまった。
パイレーツ・オブ・カリビアン。

相変わらずわらかしてくれるジョニー・デップのくねくね演技。たまらねーっす。

今回もいろいろ小ネタ大ネタ満載で、二時間半くらいあったんだけど、あっというまに時間が過ぎてしまったかんじ。

前回の「呪われた海賊たち」のときも、かなり小ネタがちりばめられてたんだけど(ジャック・スパロウが堂々と登場するんだけど、実はすげー小さい船に乗ってて、しかも沈んだりとか、やたら女になぐられてたりとか)
今回の「デットマンズ・チェスト」は前回の比ではないくらい。

中でもかなり気に入った場面。
ウィル・ターナーが単身、タコ怪人デイヴィ・ジョーンズのもとに乗り込んで、捕らえられてしまった!

それを望遠鏡でのぞいているジャック・・・

つーか、ジャックすげーちかいところからのぞいてんじゃん!と、思わず突っ込みをいれてしまったぐらい近いっつーの。

島の原住民に捕らえられて、球形の檻を中から転がして逃げ出したり。
ウィルがジャックのことを女の人に尋ねたらいきなり殴られたり。(殴った女の人は1作目でジャックを殴ったひとと同じ女優さんだそう。覚えとらんが・・・)
数えればきりがないほど、小ネタワールド。

最後には、え、ジャックどうなるの?
ウィルとエリザベスの仲はどうなっちゃうの?
と、3作目への付箋をポロポロと散らばしつつ、エンディング後のおまけのシーンもあり、大満足の二時間半+往復の2時間じゃったね。

個人的には、1作目で、やたら気障な軟弱男だったノリントンが、今回はけっこうワイルドになっていて、すこしかっこよかったのが印象深かったかな。

前作を観終わった時、将来海賊になろうと、固く心に誓ったのだけれど、その夢を果たせないまま2作目が公開されちまった。

できれば3作目も観たいから、それまでちょっと海賊になる夢は置いとこうかなあ。
 
<2006年7月 福島フォーラムにて観賞>

マイナー映画同好会1


もちろん超大作みたいな映画も観るんだけど、実はマイナーな単館上映系の映画も大好き。

近所のレンタル屋に、単館系コーナーってとこがあって、聞いたこともないようなタイトルの作品が並んでるの。

単館上映モノって、例えば懐かしいところで、ニューシネマパラダイスとか、ライフイズビューティフルとか、リトルダンサーなんかの、単館から火がついて全国に波及していった成功例があるからか、上映する場所は限られてるけど内容はすばらしいなんてイメージが出来上がっちゃってると思うんだけど、実際、力入れてないのがばればれの映画も結構あるだよ。

ま、そういうの観た場合、別の意味で得した気分になるけどね。

それはともかく、今まで観たもので、結構よかったのは、タイの映画なんだけど、「風の前奏曲」

内容的には、タイの伝統楽器ラナート(木琴の原型みたいな楽器かな?)の、伝説的奏者であるソーン師の生涯をドラマ化した、かなりまじめなものなんだけど、とにかく圧巻なのが、若き日のソーンが、宮廷楽団のラナート奏者として、ライバルのクンイン師と演奏対決する場面。

観ていて鳥肌が立つくらいの迫力で、相当長い演奏シーンなんだけど、あっという間に感じられるほど、圧倒される映像と音。

それから、これが一番なんだけど、若き日のソーンを演じている、アヌチット・サパンポン。めちゃくちゃ美しい。
タイの俳優さんってあんまり知らないんだけど、彼は非常に色気があって、相当人気があるんじゃないかなー。
ちなみに、彼はもともと俳優ではなくて、ダンサーらしいんだけど・・・

行定勲監督の「春の雪」にも、タイから留学してきた王子様の役でちらりと出演してるけど、かっこよさでいったら、「風の・・・」のほうが数段上だべな。

郡山の映画館は、全国上映のものしかやらないので、少しマイナーな映画なら、福島の福島フォーラムまでえっちらおっちらいかねばならぬ。
でも、福島フォーラムは、映画好きのひとが観に来ているような気がして、観にいって気持ちがよいので、1時間かけて観にいく価値はあるのさ。
<2006年7月 福島フォーラムにて観賞>

間宮兄弟は友達ならいいかも



間宮兄弟、かなりおもしろかった。
あの兄弟、じつにいいオタクだと、感心。

普通に考えたら、かなりキモイ二人なのだけれど、(だって、30過ぎてる兄弟が、布団をぴったりあわせて並んで寝てるし、部屋の中はオタクグッズであふれてるし、いつもいっしょに遊んでるし。)

ところがどっこい、そこをキモイ、ではなく、かわいい、にしてしまっているのが、兄佐々木蔵之介の誠実かつ、はにかんだ笑顔と、弟塚地武雅の一生懸命がいじらしい態度なのだな。

なんてことのないストーリーと、特に盛り上がるでもない展開なんだけど、いつの間にか間宮兄弟がわに立ってしまい、知らぬ間に二人の不器用な恋を応援してしまう。

森田監督の力量なのかな?江國香織の原作もさることながら、映像にしたときの間宮兄弟の不器用さがまた胸に迫るというか。
森田監督、模倣犯のときにめちゃくちゃがっかりした思いがあったので、少し警戒してたのだけど、今回は見直したぜ。(えらいえらそやなー)

ただ、大きな感動の波が押し寄せるというような、ものすごい内容ではないので、小さなクスッ、がほしい人には最適。

それから、個人的にこりゃたまんねーなー、と思うのは、新幹線オタクの塚地弟が、何かに傷ついて立ち直れないときに見に行く、新幹線の操車場。
うわー!!!新幹線がいっぱい!みにいきてー。と、ちょっと興奮するひと時。部屋にも新幹線のフィギュア?がたくさんあるし。

友達ならいいかも。うん。彼氏にする・・・うーん。。。友達なら一緒に遊んでて楽しそうだな。
 
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