なんとなく観た映画の感想です。マイナーな映画が好きですが、そうじゃないものも好きです。たまに舞台やドラマの感想も。
<2004年 ビデオにて観賞>
マイナー映画同好会3
今日の映画。
「ロベルト・ベニーニのMr.モンスター」
ロベルト・ベニーニっていうと、
まず有名なのが「ライフ・イズ・ビューティフル」
名作。笑える。泣ける。そんじょそこらの「泣ける」映画とは一線を画している素晴らしい映画。
最高の1本。
でも、この映画についてはまた別の機会に語るとして(語るのかよっ!!)
Mr.モンスターは、1993年頃の作品。
主人公のロリスはうだつの上がらないさえない男。
そんなロリスが、当時世間を騒がせていた連続殺人鬼
通称「モンスター」に間違われていく、喜劇。(悲劇ではなく)
平凡な男が連続殺人鬼に間違われていく、
その過程が、すべて計算されつくされていて、
見事と言うしかない。
今やっている行動が、次のシーンにどうつながるのか、
予想できるのだけど、さらにその予想をはるかにこえる展開が
まっていたりする。
猫をかわいがって、逃がしただけなのに、監視している警察には、残虐に猫を殺したと勘違いされたり、
時計の代金を払っていないので、時計屋の主人に追いかけられ、逃げたところを、警察の監視に気づいて逃げたと思われたり、(おまけに女性の部屋をのぞいたと勘違いもされる)
ロリスの何気ない行動と警察の勘違いぶりのギャップが、
笑いを誘う。
多少下品なところも、ベニーニの愛嬌で相殺。
潜入捜査官役のニコレッタ・ブラスキ(美人!ベニーニの奥さんでもある)との掛け合いも楽しい。
ベニーニは、即興ではなく、計算されつくした喜劇が好きなんだな。それは敬愛してやまない、フェリーニの、「そして船は行く」のように、あたかも鳥瞰で映画全体をみるというやりかたを継承しているんだと思う。
それから、ほとんどの映画にヒロインとして共演している、
ニコレッタ・ブラスキ。
ベニーニにとって、彼女が「ピノッキオ」の青い妖精のような、守り神なのだな、と感じさせる。
イタリアらしい、陽気な、そして少し濃いめの1本。
おためしあれ。
マイナー映画同好会3
今日の映画。
「ロベルト・ベニーニのMr.モンスター」
ロベルト・ベニーニっていうと、
まず有名なのが「ライフ・イズ・ビューティフル」
名作。笑える。泣ける。そんじょそこらの「泣ける」映画とは一線を画している素晴らしい映画。
最高の1本。
でも、この映画についてはまた別の機会に語るとして(語るのかよっ!!)
Mr.モンスターは、1993年頃の作品。
主人公のロリスはうだつの上がらないさえない男。
そんなロリスが、当時世間を騒がせていた連続殺人鬼
通称「モンスター」に間違われていく、喜劇。(悲劇ではなく)
平凡な男が連続殺人鬼に間違われていく、
その過程が、すべて計算されつくされていて、
見事と言うしかない。
今やっている行動が、次のシーンにどうつながるのか、
予想できるのだけど、さらにその予想をはるかにこえる展開が
まっていたりする。
猫をかわいがって、逃がしただけなのに、監視している警察には、残虐に猫を殺したと勘違いされたり、
時計の代金を払っていないので、時計屋の主人に追いかけられ、逃げたところを、警察の監視に気づいて逃げたと思われたり、(おまけに女性の部屋をのぞいたと勘違いもされる)
ロリスの何気ない行動と警察の勘違いぶりのギャップが、
笑いを誘う。
多少下品なところも、ベニーニの愛嬌で相殺。
潜入捜査官役のニコレッタ・ブラスキ(美人!ベニーニの奥さんでもある)との掛け合いも楽しい。
ベニーニは、即興ではなく、計算されつくした喜劇が好きなんだな。それは敬愛してやまない、フェリーニの、「そして船は行く」のように、あたかも鳥瞰で映画全体をみるというやりかたを継承しているんだと思う。
それから、ほとんどの映画にヒロインとして共演している、
ニコレッタ・ブラスキ。
ベニーニにとって、彼女が「ピノッキオ」の青い妖精のような、守り神なのだな、と感じさせる。
イタリアらしい、陽気な、そして少し濃いめの1本。
おためしあれ。
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たかちんと申します。映画が好きですが、マニアと言うほどではありません。なんとなく観た映画の感想をなんとなくぽちぽち書いていきたいと思います。
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