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なんとなく観た映画の感想です。マイナーな映画が好きですが、そうじゃないものも好きです。たまに舞台やドラマの感想も。
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<2006年11月29日 福島フォーラムにて観賞>


赤ちゃんの力


2027年、人類には18年間子供が誕生していなかった。
未来への希望もなく、テロが蔓延する世の中。
イギリス以外の国はすべて崩壊している。
絶望を生きる主人公セオは、元妻のジュリアン率いる組織に拉致され、キーという少女を、地下組織ヒューマンプロジェクトに引渡す計画を告げられる。
人類に子供が出来なくなっているはずなのに、キーは妊娠していた。

てっきり、「アイランド」とか、「デイアフタートゥモロー」みたいな、普通のSFだと思っていたんだけど、違った。
どちらかゆーと、「28日後」のような、絶望感漂う映画。
戦闘シーンも多いし、全体的に埃っぽく、暗い。

赤ちゃん埃吸わないかな、とか、弾があたりませんように、とか、映画なのにうっかり思ってしまうほどの臨場感。

赤ちゃんの泣き声を聞いたとたん、兵士が銃を撃つのをやめ、まるで聖なるものを見るかのように、赤ちゃんを見つめる。

あぁ、そうか。赤ちゃんには見る者の闘志さえ奪ってしまう力があるのね。。。

フィクションだけれど、来ないとは限らない絶望的な未来。
戦闘の行われている瓦礫の山は、まるでイラクの空爆跡にも見えたし、移民を強制収容所に移送する場面は、過去の過ちを人は繰り返すのだという現実を突きつけられた気がしたし。

重い命題を持った作品。
けど、観た後に希望の光が心に射したのは、やっぱり赤ちゃんの存在によるのかな。
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